レベル別「師」か「士」かクイズ! 国家資格編 よくわかる解説付き 公式対策問題集
以下の国家資格名において、◯に入る文字は「師」か「士」かを解答してください。答えはクリックで表示されます。
※国家資格(廃止されたものや、資格の総称も含みます)の名称で考えてください。俗称は不可です。本当は2択の解答ボタンを実装したかったのですが、だるくてやめました。また、解説はあくまで「問題を解くテクニック」であり、言語学としての正しさを追求したものではありません。
レベル1 まずは5問。小学校の漢字テストレベルで肩慣らし!
問題編
①歯科医◯
答え
師②歯科衛生◯
答え
士③看護◯
答え
師④きゅう◯
答え
師⑤救急救命◯
答え
士解説は下に⇓⇓
解説編
これくらいは正解して「そりゃそう」と思ってくれ。ただの漢字問題だよね。学べることなどないので解説することもない。レベル2の解説で、全部わからせますから。
レベル2 ここで差がつく!実戦力養成のための9問。
問題編
①助産◯
答え
師②自動ドア施工技能◯
答え
士③あん摩マッサージ指圧◯
答え
師④海事代理◯
答え
士⑤広告美術仕上げ技能◯
答え
士⑥航空特殊無線技◯
答え
士⑦海上特殊無線技◯
答え
士⑧アマチュア無線技◯
答え
士⑨海上無線通信◯
答え
士解説は下に⇓⇓
解説編
最も有効な区別の仕方としては、戦後の職業は「士」、戦前の職業は「師」というものだ。これは「ルール」だから必須事項。
ゆえに、医師などの歴史的な医療にまつわる資格は「師」がつきやすい。逆に、そうじゃなかったらだいたい「士」だよ。
また、「無線」などの新しい資格は「士」だ。⑥〜⑨の無線ラッシュで頭に叩き込んでほしい。
これは必勝法だが、「士」の方が数としては圧倒的に多いので、迷ったら「士」にしよう。新しそうなやつはだいたい「士」だね。
漢字の意味や成り立ちをマニアックに考えても、泥沼にハマるだけだぞ。一応役に立ちそうなところだけ紹介するが、これは参考までに。
「士」は男、学問、役人のイメージ。
なぜなら、この漢字の成り立ちが、男性器の象形=男のイメージ、十と一の組み合わせ(一を聞いて十を知る)=学才のイメージ、杭を打つ(物事を打ち立てる)象形=役人のイメージだから。
「師」は漢字では考えないほうがよい。本格的な泥沼になり、ますます区別がつかなくなるから。
ちなみに男性の看護師は俗称で「看護士」とすることもあるよ。「士」は男だからね。
レベル2の問題では、①が歴史的な職業である医療、それ以外が新しそうなやつだったから、この規則を使えばすべて解ける。④の海事代理士は海の司法書士などとも呼ばれるから、結びつけて覚えるのもGood。手続きするやつは役人のイメージでだいたい「士」と考えるのもよい。
レベル2で実戦力を身に着けたら、最難関のレベル3に進んでくれ。
レベル3 理不尽!「ぎし」問題 怒濤の5連発!!
問題編
①解体工事施工技◯
答え
士 医療じゃないし、新しそうだし、とりあえず「士」にしておけば間違いないな。②臨床検査技◯
答え
師 臨床、つまり歴史的な医療の話だからな。③診療エックス線技◯
答え
師 少しばかり技術職っぽくなっても、やっぱり医療は歴史的だから「師」だね。④臨床工学技◯
答え
士 医療だから「師」、だとでも思ったか?浅知恵だな。ひっかけだよ。このひっかけのために②と③があったのだ。⑤技◯
答え
士 ついに来たね。クライマックスにふさわしい、単独の「ぎし」だ。特定の資格ではなく、技術者系の資格の総称になっている。解説は下に⇓⇓
解説編
ほとんど「答え」の欄に書いてしまったが、ひっかけ問題の臨床工学技士についてだけ補足する。もしひっかからなければ、あなたは本質を見抜く天才だ。
近年の医療機器の多様化によって作られた資格だ。医用工学だから、本質は医療じゃなくて工学だと見て、「士」と考えればよい。
根拠となる法が成立したのが1987年と最近であり、歴史的な医療というよりも現代医療にまつわる資格だから、医療=「師」というルールからは逸脱した例外と考えてもよい。
「ぎし」シリーズでこんな例外はこれくらいだから、丸暗記しておいても問題ないね。