竹口 第二Blog

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『格助詞に怒る男』『大丈夫じゃない人の役に立った男』【日記 二部作】 『これが僕のティザー』『嘘の天然エピソード』とご一緒に

今日の日記はニ部作だよ。

本編に入る前に、まずは僕が考えた「嘘の天然エピソード」を披露します。

 

テレビでよく聞く「秋篠宮さま」を、ずっと「MAXIMUM宮さま」だと勘違いしていました〜😅

 

そんなわけねえだろ。そんなに英語リスニング力重視で生きてないんだわ。

仮に宮号(みやごう)がMAXIMUM宮(マキシマムみや)だったとしても、敬称は「殿下」だろうが。「さま」ってなんやねん。親王殿下と呼べ。

 

では、本編に入ります。

 

第一部 格助詞に怒る男

公共のトイレに、「トイレットペーパーを使い切ってください」という貼り紙があった。

字面通り解釈すれば、「トイレに入ったからには必ず1人1ロール使い切れ」ということになるが、当然この貼り紙はそんなことを言おうとしてるわけではない。それくらいは僕にもわかるよ。

 

「トイレットペーパー(が残りギリギリになったときとか、捨てちゃうときにはね、それを)使い切ってください」という意味だろう。(カッコ)の文言が省略されていると。さすがにそれはわかる。省略に気付かずにブチ切れてるヤバいやつではない。ここまでは前提の共有。

 

ここからがこの話の論点だが、「トイレットペーパーを」の「を」って格助詞だよな。格助詞は語と語の関係を固定化するものだ。

 

格助詞があるから、「トイレットペーパー」は目的語、「使い切る」は他動詞というように定義され、この2語の関係は他動詞と目的語の、支配・被支配関係というように固定化される。

 

もう一度繰り返して同じことをいうと、「使い切る」が「トイレットペーパー」を強く支配している、言い換えればこの2語が強く結びついているということだ。

 

その2語の強烈な結びつきに割り込むようにして、「トイレットペーパー」と「使い切る」の間に、「 (が残りギリギリになったときとか、捨てちゃうときにはね)」という補足を挿入することは、かなり無理があるのではないか。

 

ここに、格助詞を使ってしまったがゆえに、意味関係が明示されてしまい、省略を補う余地がなくなってしまっている。この文はギッチギチのミチミチなのよ。そこに「言外の含み」みたいなものを詰め込む隙間など残っていない。

 

解決策は簡単で、副助詞「は」に変えてやることが考えられる。「トイレットペーパーは」とすればこの「トイレットペーパー」は単なるテーマ導入の言葉になる。

 

そうしたら、文全体としては、「トイレットペーパーについての話なんですけどねー、使い切って欲しいのよ」くらいのゆるふわな意味をもつ、ゆるやかな語の連合だ。

 

そこに省略を補う、言外の含みを持たせる、それくらいの余地は十分にある。

 

 

もちろんこんなことクレームとして通達したりはしないし、友達と一緒にトイレに行ったときにこんな会話になったりもしないから、安心してください。

 

 

 

第二部 大丈夫じゃない人の役に立った男

昼下がりの港町。Uber Eartsの偽物みたいな馬鹿でかいバッグを背負った人が、自転車で爆走していた。

 

彼のバッグからは、コード(これはマクガフィンになるが、おそらくLightningであることを補足)が垂れ下がっている。いやいや、すごい垂れ下がってるよ。地面に擦れそうですもの。

 

僕は思った。こいつ絶対コケるな。コードがタイヤに絡まったらコケるもん。とても危ない。

 

ということで、僕も自転車で爆走してなんとかそいつに追いつき、そいつの隣にビタっと張り付いて、きっちりその旨を忠告することにした。

 

そいつはちょっとヤバいやつ感があったから、僕は話しかけるのを躊躇したけど、ヤバいやつが自転車でコケたら、いよいよ救いようがなくなる。そう思ったので、きちんと明朗な声で「線!出てますよ!危なすぎやしませんか!」と告げた。

 

そいつは「大丈夫ですんで!」と痴漢撃退するときみたいな身振りで僕の忠告を遮った。

 

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↑痴漢撃退ちゃん

 

 

ちょっと気まずくなっちゃった。

 

もともと自己満足で声をかけたのだから、別に拒絶されて怒りはしないけども。

 

しかし、ヤバいやつと気まずい空気の中で、一時的とはいえ、並走しちゃってる。これは、どの角度から見ても大問題だ。僕はさらにスピードを上げてそいつを追い越した。

 

もともと爆走してやつを追い抜かすなんて、結構なスピードですよ。まあ限界が来て、交差点に差し掛かったタイミングで追いつかれたよね。

 

ちょっと怖かったけどチラッと振り返ったら、そいつ、ちゃっかりバッグの中にコードをしまい込んでるじゃねえか。やっぱり大丈夫じゃなかったんじゃねえかよ。そして僕のアドバイスが役に立ってるじゃないの。

 

しかも交差点で一度別々の方向に行って別れた後、駅前でも遭遇したから気まずかったな。

 

 

 

以上です。

日記っていく形でこんなどうでもいいことを書くのは結構難しいよね。今日の取り留めのないエピソードをブログに書くと、「じゃあなんで、昨日までにあったもっとおもしろいことをブログに書かなかったのか」という自責の念に苛まれる。

 

しかも、「竹口の日記」というふうに「日記」の名を冠したメインブログの方では、もっぱら賞レース用の記事や、予算がかかる記事ばかり作成しているから、僕は純然たる「日記」という概念を理解できていない。

 

あと使う度にはてなブログに問題が生じて、二度とはてなブログでは書かねぇ!ってなるし。

 

以上が日記というコンテンツを難しくする理由だが、そんなことを考えず、なんの柵もなく文章を載せるためにこの第二Blogがあるのだ。

 

 

メインブログのコンテンツ制作は着々と進んでいます。一応、ティザービジュアルをここで一部先行公開して、この記事は終わります。

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↑これだよ

 

ティザーとは焦らすということ。焦らすために、あえて一部しか見せないのがティザービジュアルだ。

 

今回は、あえて画質を落として、10ピクセルしか見せないことにした。これが僕のティザー。